藍色の風 第37号目次
「秋」
こんにちは!今回のテーマはズバリ「秋」です。9月に入り暑さも和らいでくる季節になりましたが、日中はまだまだ残暑が厳しいですね。昨年は秋を通り越し、まるで『残暑→初冬』のような気候になりましたが、果たして今年はどのような気候の移り変わりになるのでしょうか?
★秋の気候の特徴は?
秋は長雨になりやすく周期的に変わります。
夏から秋に季節が変わる際、夏を支配した太平洋高気圧が弱まり、大陸から冷たい高気圧の勢力が強まってきます。この性質の違う二つの空気がぶつかる所は大気の状態が不安定になり秋雨前線が現れ、この前線を挟んで夏の空気と秋の空気が押し合いをしているため、前線は日本の上空を南下したり北上したりするので秋の長雨が続くのです。8月下旬から9月上旬頃になると、太平洋高気圧が日本列島から離れたり近づいたりを繰り返すようになり、秋の移動性高気圧やシベリア高気圧が勢いを増してきます。太平洋高気圧が離れたときには、そこに偏西風が入り込んで移動性高気圧と低気圧が交互にやってきて、晴れと雨が繰り返すような天気になります。これが秋雨の始まりで、この雨の後にやってくる秋晴れの頃には、大気中のチリなどが雨によって落ち、乾燥した空気が大陸から運ばれてくるため、澄みきった晴天になります。秋の話題でもうひとつ!
★秋の七草とは?
春の七草は1月7日の「七草粥」として、行事的な要素があり有名ですが、秋の七草があるのはご存知でしょうか?秋の七草は主に鑑賞用として楽しむ植物で、万葉の歌人「山上憶良」が二種の歌を詠んだことから、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったと言われています。
『秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花』
『萩の花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花また藤袴 朝貌の花』(旋頭歌:せどうか)
朝貌は「朝顔」や「槿木(むくげ)」、「桔梗」など諸説ありますが、桔梗の説が一般的です。
以下が、秋の七草です。
(1)萩 (2)尾花(ススキ)(3)葛 (4)撫子 (5)女郎花(おみなえし)
(6)藤袴 (7)桔梗(ききょう)
秋は気温が急激に変化することが多いですので、体調の管理には十分お気をつけください。
参考;ウィキペディア
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