藍色の風 第39号目次
記事紹介
医療におけるTPP環太平洋経済連携協定(以下TPP)に関して、一時期のように熱心な報道は影を潜めています。交渉は秘密裡に行われるとのことであり、気になる点は多々あります。TPPに関してその全貌を把握し、日本の将来のためにどう選択すべきかの結論を出すことは、容易ではありません。私も全体像を把握しているわけではありませんが、TPP交渉では混合診療、自由診療の解禁も議題にのぼると報道されました。医療におけるTPPの問題点を皆さんと考えてみたいと思います。 |
食塩と高血圧高血圧を指摘されている方には管理栄養士との食事相談を勧めています。血圧を下げるためには、食事中の塩分を制限すると効果的なことが多いためです。今回は食塩と高血圧に関していろいろと考えてみたいと思います。 |
『ヒートショック』という言葉を聞いたことがありますか?急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、血圧が上昇したり下降したり、脈が速くなったりすることです。暖房の利いた暖かい部屋から寒い廊下やトイレに行った時に、ブルブルっと感じたことがありませんか?これもヒートショックの一つです。ヒートショックから、心筋梗塞や脳卒中など命をおびやかすような重篤な疾患につながる危険性もあり、ヒートショックが原因で亡くなった方の数は、年間で推定1万人を超えているといわれています。これは交通事故による死亡者数を上回っています。 |
受け付け事務からのお知らせ年が明け、新しい一年がスタートしました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
「生活のリズムは正しいですか?」仕事の残業など様々な事情で夜遅く夕食を摂る人が増えています。そうして朝は食欲がないといって食べずに出勤される方も多いようです。平成18年の「国民健康・栄養調査」によると、夕食の食事時間が午後9時以降になると答えた人が20歳から40歳代で3人に1人、午後11時以降という人も7%以上いたという調査結果でした。一方、子供たちも塾通いなど夜更かしが顕著になってきています。睡眠不足や朝食欠食など不規則な生活は脳の発達にも影響を与え、学業の低下、対人関係にも問題が生じるケースがあるようです。この夜型の生活によって、体のリズムが乱れているというメカニズムが解明されていますので紹介します。 |
トレッドミル検査トレッドミル検査とは、身体に運動負荷を加えた時に発生する心臓の変化を調べる検査で、狭心症など虚血性心疾患の診断や運動能力の評価に役立ちます。身体はじっとしている安静の時よりも、運動している時の方がより多くの酸素を必要とします。心臓は運動や発熱などで、全身により多く血液を送り出さなければならい時には心拍数を増やして働きます。 |
徳島の児童養護施設『藍色の風 第6号』で 阿南市富岡町妙泉寺の境内にある児童養護施設、たちばな学苑の紹介をしました。この施設では、いろいろな事情で親元での生活ができなくなった子どもさんを預かり、家庭機能を代行しながら子ども達の生育を見守っています。こういった児童養護施設に、家庭の中で余っている生活用品などがあればご寄付いただきたいと記しました。 |