蚊 蚊 蚊‥

夏といえば、花火・海水浴・風鈴・スイカ・・・など、たくさんの風物詩が思い浮かびますね。その楽しい夏の一時に、『ブーン』と嫌な羽音をたててやってくるのが、“蚊”!!
蚊にさされると、かゆくてたまりませんよね。今回はこの蚊の生態についてお話します。

普段、蚊は花の蜜や草の汁を吸って生活しています。ですが暑いこの時期になると、産卵を控えたメスだけが栄養をつける為に、人や動物の血を吸いにやってくるのです。
なぜ蚊にさされるとかゆいのかと言うと、蚊が刺したときに出す“唾液”にあります。蚊の唾液には、刺したときに痛みを感じさせない麻酔作用や、血液が空気に触れて固まるのを防ぐ作用など色々な成分が含まれています。この唾液が入ると、皮膚でアレルギー反応を起こしてしまい、かゆみを感じてしまうのです。

では、どうして蚊が近寄ってくるのかというと、蚊には人が吐き出す二酸化炭素をキャッチして、より濃度が高いほうへ近寄っていく性質があります。みなさん、お酒を飲んだ後は蚊にさされやすいっていう話を聞いたことがありますか?お酒を飲んだ後は、呼気中の二酸化炭素が増えるので、より刺されやすいんだそうです。その他にも汗っかきな人や、体温の高い人(特にこども)も刺されやすいそうです。

「インスリン注射針」

蚊に刺された時は、むいきに掻きむしったり、バッテンをつけたり色々な方法でかゆさ対策をしていましたが、実はかゆい時こそ掻いてはダメなんです。ひどく掻きすぎると、皮膚炎をおこしたり、掻き壊した皮膚から細菌が入り化膿したり、とびひ(伝染性膿痂疹)になってしまいます。かゆい時は、市販のかゆみ止めを塗ったり、流水や氷でしっかり冷やし、かゆみを抑えてくださいね。もし、掻いてひどくなってしまった場合には医師にご相談ください。『Healthクリニック引用』(おまけ)糖尿病の方で、インスリンの注射をしている方がおられます。その注射針は痛くないように作られていますが、蚊の吸い口をヒントに作成された由です。

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