藍色の風 第25号目次
暑い夏も過ぎて・・・
暑い夏も過ぎて、日ごとに朝晩が過ごしやすくなってきましたね。季節の変わり目は何かと体調を崩しがちになりますが、夏の疲れなど残っていませんか?残暑が過ぎて段々と涼しくなってくるこの時季、体をリフレッシュさせるために、お散歩などいかがでしょうか?
皆さんの中には公園あるいは木々の中を歩いておられる方もいるかと思います。いわゆる森林浴ですね。そういった緑の多い森の中へ入ると、気分が落ち着いたりして、心身ともにリフレッシュしたという経験がある方も多いと思います。なぜ森林浴でリラックス出来るのか、その要因として樹木が発散しているフィトンチッドと呼ばれる揮発性物質が作用していると言われています。フィトンは植物、チッドは殺すという意味で、フィトンチッドには殺菌作用があります。樹木自身が身を守るために発生させていると考えられています。このフィトンチッドは人の体に触れると副交感神経を刺激して、精神を安定させるなどのリラックス効果があります。木の香りを嗅ぐと心がやすらぐのもこの物質の作用だと言われています。(当クリニックに初めて来られた方から、「ここは木のいい香りがするね〜」とよく言われます。)
この数ヶ月、「真夏の昼間は暑すぎて、どこも行く気がしないわ〜」とか、「夕方にならんと外へ行かれへんなぁ」といった言葉をよく聞きました。暑さが和らぐこれからの季節、豊かな緑に囲まれてお散歩はお勧めです。秋が深まってくると紅葉が始まり、もっと心がリラックスされるかもしれませんね。また、なかなか出歩けないという方はお庭の緑を眺めたり、室内に観葉植物を置いたりしても、癒しの効果が期待できそうで、お勧めです。
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