ダイエットを成功させるための虎の巻

皆さんの中には、減量に成功している人もありますが、ダイエットに向けて行動されてない方、行動したけど効果がでない方が大勢おられます。目標はあっても、それを達成できない悩みを持っている方もたくさんおいでます。うまくいった人とそうでない人では、行動に差が見られています。歩いている、食事改善だけしている、両方している、など、行動力の差には大きく違いが見られています。成功されている方に共通しているのは運動習慣と、良い食習慣を実行し継続していることです。こういった行動を左右するものは何かと考えてみました。目標達成に到る行動レベルは次の5段階に分類されています。

1:前熟考ステージ 今後、生活習慣の改善をはじめるつもりがない
2:熟考ステージ 今後、生活習慣の改善をはじめるつもりはある
3:準備ステージ 時々、運動したり間食をやめたりしている
4:実行ステージ 基準を満たす運動、食事など改善継続しているが6ヶ月未満である
5:維持ステージ 基準を満たす運動、食事など改善にむけ6ヶ月以上継続している

皆さんはどのレベルに当てはまりますか?
効果を挙げるためにはレベルにあった方法でとにかくはじめてみませんか?

1:前熟考ステージの方

自分の将来の健康状態をイメージしてください。このまま生活活動が少なく減量ができないと、あなたの体は将来どうなるのでしょうか?周囲に与える影響は?今わずかに何か行うことで今よりずっと良くなっていきます。食生活を振り返り、活発に身体を動かし、元気になったあなたを想像してみましょう。まずは目の前のできることから始めましょう。(散歩、階段上り、おやつタイムをきめよう)

2:熟考ステージの方

始めるつもりはあります。実現にむかって一本踏み出しましょう。野菜は摂れていますか?また生活活動を増やすことから始めましょう。決まった運動でなくても、日常的に体をできるだけ動かしてみよう。(通勤歩行、歩く量をふやす、家事をしながら体操、間食は1回に)

3:準備ステージの方

週に1回程度の運動からはじめ、継続できる楽しみを!食事でよい体調の実感を!
時々にしても、生活活動を増やそうと心がけてきました。すばらしいことです。自信を持ってください。あなたの課題は「時々」を「定期的に」に変えていくことです。継続させるための工夫を行いましょう。(毎日の運動内容、間食をやめてみる等、達成可能な目標を壁等に貼っておく)

4:実行ステージの方

現在定期的に運動実践し、食改善にむけています。まだ6ヶ月未満なので元の生活に戻ってしまう危険性があります。このまま現在の習慣をキープする努力をしましょう。今まで続けられたことに自信を持ち、メリットを再確認しましょう。倦怠感が生じ始めたら内容の変更。できなかった日の分を他の日に多めに行って埋め合わせをする。(体重がふえたら早く元にもどす努力をし維持する)

5:維持ステージの方

継続できてきたことに自信を持ちましょう。家族や友人も誘ってあげてください。
自分を褒めてあげてください。小サイズの服が着られてうれしい!誰だって何らかの理由で習慣が途切れてしまうことはよくあります。元に戻すのはあなたです。逆戻りの危険にも備えましょう。食事相談室への来室をいつでも待っています。

【管理栄養士 藤原】