藍色の風 第33号目次
雪・霙・霰・雹 ん?
明けましておめでとうございます。長期予報ではこの冬は寒い日が多いと言われていますが、体調はお変わりなくお過ごしでしょうか? 1月から2月にかけて寒さは本格的に厳しくなり、徳島でも雪のシーズンになります。皆さんの中には、ウィンタースポーツを楽しむ方もいらっしゃるのではないでしょうか?スキー・スノーボードなどはしなくても、昔は雪だるまを作ったり雪合戦をして遊んだりした方も多いと思います。でも昔に比べると最近は雪の降る回数も年々減少し、特に平地では積雪になるほどの量の雪が降らなくなってきていますが・・・今回は雪についてのお話です。
◎ 雪とは→雲から降る氷の結晶で、水蒸気を含んだ空気が上昇し、上空の温度が低くなると昇華して小さな氷の結晶となります。これを氷晶といって、氷晶のまわりにさらに昇華してできた氷晶が次々とくっついて大きな氷の結晶となり、これが融けずに落ちてきたのが雪になります。また、氷晶の一部が融けて雨と雪が混ざったものが霙(みぞれ)になります。
◎ 雪、みぞれに似たもので、霰(あられ)と雹(ひょう)があります。あられは、球状又は円錐状の白色不透明の氷の粒で、氷晶に水滴のついたものが、雲の中の上昇気流で冷たい上空に押し上げられ、凍結したものをいいます。大きさは2mm〜5mm程度で、5mm以上になると雹(ひょう)になります。
◎ 雪の結晶の形状について、基本は六角形の形をしており、板状や柱状、針状などがあり、さらにこれらが重なり合ったものなど様々な形があります。結晶がどのような形状になるかは上空の温度と湿度で決まります。ちなみに雪の結晶は顕微鏡などでしか見られないと思われがちですが、肉眼でも見ることができるんですよ。ただ水分の多い雪だと、すぐに融けるので見えないかもしれないので、徳島で降る雪では見るのは難しいかもしれませんね。
雪が降るとうれしい方、そうでない方がいらっしゃると思います。冬らしい季節を体感してから、春を待ちたいですね。なお、クリニックでは冬の寒さにも対応できるよう、湿度にも気を配りながら室内の温度調整をしています。寒すぎる、暑すぎると感じることがありましたら、遠慮なさらずに私たちにお伝え下さい。
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