藍色の風 第34号目次
記事紹介
加齢に伴う睡眠の変化「なかなか寝付けん」「途中で何度も目が覚める」 「朝早う目が覚めて、かなわん」 外来診察の時に、高齢の方がよく訴えられる症状です。満足できる睡眠がとれないと、日中の活動量も低下しますし、毎日がおもしろくありません。年をとることで睡眠がどのように変化するのか、その仕組みを知り、対策を考えましょう。 |
睡眠は、単なる休息ではない!加齢に伴う睡眠障害への対応を述べる前に、睡眠そのものについてもう少し説明します。私たちは睡眠を「脳や身体の休息」ととらえていることが多いのですが、それ以外に睡眠には重要な意味があります。 |
正しく爪を切りましょう ♪♪普段、あまり意識していない爪ですが、爪は私たちの手足の指先を保護する役割をしてくれ、そのおかげで指先に力を加えたり、細かい物をつまんだり、うまく歩いたりすることができています。また、爪の下部には毛細血管が集中しているので健康状態を反映しており、昔から診断の補助としても爪の観察がなされてきました。「健康のバロメーター」ともいわれる爪ですが、深爪やあわない靴などが原因で、巻き爪や陥入爪となることがあります。今回は正しい爪切り方法など、爪についてのお話をしようと思います。 |
日本型食生活は世界中で注目されている!!皆さんの朝食はどんな内容でしょうか?クリニックを訪れている患者さんの年代層では、朝食は食パンとコーヒー、牛乳などのパターンで食べられている人が多く、「ご飯とみそ汁」派は非常に少なくなっています。朝は食欲がなく、朝から手間をかけたくない等が理由のようです。しかしそれが朝の排便習慣を不調にしている原因とも考えられます。昔は、朝ごはんを待ちかねていたし、食べないと動けないと思っていました。家族のために手間をかけてご飯を炊き、みそ汁を料理してきた昔の主婦にとっては、こんな理由は驚きの言葉であろうと思います。 |
『介護について』のご質問に関して通院されている方から「介護のサービスを受けたいんやけど・・・どうしたらいいだろか?」と質問をいただくことがよくあります。今回は介護について調べてみました。 |
血管の健康状態を頸動脈エコーで診る血液検査でコレステロールや中性脂肪の異常を指摘されることがあると思います。LDL(悪玉)コレステロールが高い・HDL(善玉)コレステロールが低い・中性脂肪が高いことを「脂質異常症」と言います。この「脂質異常症」は動脈硬化の危険因子の一つです。「糖尿病」・「高血圧症」などもその要因ですが、それぞれの疾患に応じて一定の症状が出現します。しかし「脂質異常症」はどんなに異常の度合いが大きくても、動脈硬化が進行して血管の内腔が著しく狭くなったり詰まったりして狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症などを発症しないかぎりは、身体にサインを送ってくれません。 |
徳島の「しつらえ」自分がしていることをうまく定義づけることができたり説明できたりすると、嬉しくなってハタとひざをうちます。「そうか、こういうことだったんだ」と。クリニックでは季節の移ろいに合わせていろいろな飾り付けをしています。これは来院される方々に心地よい時間を提供したい、季節の変化を感じてもらいたい、さらに転じて光陰の速さを醸し出すことで、何かの御縁で私達と一緒に過ごすこの時間を大事に使って戴ければという意図があります。 |
春菊の芽診察時の患者さんとの話の中で、私の思いも及ばぬ行動を知り、頭が下がることがあります。昨年来院された80代の女性Mさんには心房細動があり、ペースメーカーも植え込まれています。両側の変形性膝関節症があり、立ち居振る舞いもままならず、視力低下も合併していました。 |