藍色の風 第24号目次
記事紹介
社会生活習慣病今年もメタボ健診と呼ばれる特定健診が始まりました。昨年度は制度の運用にもいろいろと問題があり現場も混乱しましたが今年はスムーズに行えると思います。 |
熱がでたら体が負けよんのか?風邪をひいて熱がでると、慌ててしまう人がいます。「38℃になった!」と私の携帯電話に連絡があり、「風邪の菌に負けとんだろか?」と、心の内を伝えられます。しかし、熱が上がっているのは私達が風邪の病原体に負けてのことではありません。 |
咳エチケット今回は「咳エチケット」についてのお話です。新型インフルエンザが流行し、この言葉をあちこちで耳にした方もいらっしゃるかと思います。インフルエンザや風邪などを拡げないためにも是非このエチケットを守っていただけたら・・・と思います。咳やくしゃみをするとしぶきが2〜3mほど飛んでいきます。インフルエンザなどに罹っている方が、近くで「こんっ」と咳やくしゃみをすると、しぶきと一緒に大量のウイルスが飛んでいき、それを吸い込んだり、目や口の粘膜に付着したりすると、感染してしまいます。(飛沫感染)少しでも拡大を防ぐためにも、咳エチケットのご協力をお願いします。 |
血圧計の不思議? 発見!当クリニックでは診察前に私たち看護師が皆さんを看護室にお呼びして、お話を伺ったり血圧を測ったりしていますよね。水銀血圧計で血圧を測定していますが、その時に『どうしてそれで血圧がわかるんで〜?』との質問をよく受けます。見ていると確かに不思議ですよね。そこで今回はその水銀血圧計や、皆さんが家庭で使っている自動血圧計のしくみについてお話ししようと思います。 |
書評『国をつくるという仕事』「こんな日本人女性がいたとは‥」というのが正直な感想です。私が心臓外科医として遮二無二働いていた時期と時を同じくして、彼女は世界銀行の職員として世界中の貧困撲滅のために八面六臂の活躍をしています。最後は世界銀行の副総裁にも任命され、南アジア地域での活動を最後に引退されました。 |
<痛風>〜食も飲も運動も適度が一番!〜痛風は、「尿酸」が血液中に過剰に増えることでおこる病気です。尿酸は体内で「プリン体」と呼ばれる物質が分解されてできた老廃物です。プリン体は動植物の細胞の核や染色体の中にある、遺伝に関わる核酸という物質の成分です。プリン体は食事から摂りこまれるだけではなく、新陳代謝によっても産生されます。そして、肝臓で代謝されて尿酸になります。この尿酸は、腎臓で老廃物となり、尿とともに排泄されます。しかし、排泄できる量を上回ったり、排泄機能が低下したりして体内に残ってしまうと、血液中の尿酸濃度が高くなります。 |
骨粗しょう症を防ぎましょう私、藤原は、この度不注意で転んでしまい腰椎圧迫骨折を起こしてしまいました。皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。人ごとと思っていた怪我を体験し、日頃の不注意を反省しました。こうなった原因を追及し、二度と重大な骨折を起こさないための対策を考えてみようと思いました。 |
「老いた」ことは「老いられた」こと診察を続ける楽しみの一つは人間の老いの経過をつぶさに観察できることです。 |