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看護室
「私の想う外来看護」で述べたように、循環器疾患の外来看護で重要な点は患者さんの生活調整である。患者さんの生活上の問題点を検討するときに、その内容が周囲に筒抜けであってはならない。このために二部屋ある看護室も閉鎖空間とした。看護室では話し合いが主体となり診察行為がないため、看護室は診察室よりも少し狭く設定した。また看護師と患者さんとの向き合う角度を斜めにした方がいろいろと話しやすいと考え、机の長さは診察室より少し短めの120×70cmとした。材質は診察室のものと同様である。椅子も診察室と同様の考えで設置している。
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二つの看護室 |
看護室の看護師 |
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また血圧や脈拍数、酸素分圧などの計測に限らず、体重や身長も大勢の人前で測るものではない。私達は看護室でこれらの計測を行い、その場で電子カルテに記載している。看護室で体重を測るにさいして、掴まるところがあった方がよいという看護師の意見で壁に手すりを設置した。看護室での情報収集や話し合いが長くなることもあり、診察室と同様にご家族用の椅子も用意している。看護室も閉鎖空間としているが、見ず知らずの方との話し合いになることもあり、看護師保護のための緊急安全装置も設置している。
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看護室家族用椅子 |
体重測定時のてすり |
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